「理系の方で,簿記3級取得の勉強をするか迷っている人」向けの内容です。
簿記3級を取得した私はこんな人間です。
- 12年ほど製造部門の電気関連技術職に従事
- 妻と4歳の子供で生活
- リベ大で簿記3級に興味を持ち,取得済み
この記事を読めば,以下3点のとおり理系の人が簿記3級取得の勉強に向いていることが分かります。
- 暗記ではなく本質的な理解が必要
- 計算問題を解く必要がある
- スピードと正確性が求められる
効率の良い学習法が知りたい方は,「【結論は動画講義】簿記3級取得のおすすめ勉強法【効率重視】」をご覧ください。
それでは,順番に解説して行きます。
暗記だけではなく論理的な理解が必要
簿記3級の学習は,論理的に理解することが重要です。過去問をひたすら反復すれば,対策になる資格もありますが,簿記3級はそうではありません。これは簿記検定を主催する,商工会議所のHPにも記載があります。
試験対策(例えば、過去問だけに頼った学習など)にとどまらない真の簿記学習を奨励します。したがって試験範囲すべての理解度を問うことにし、出題範囲から標準的な問題をランダムに出題しています。ヤマを張った学習では対応できませんので、ご注意ください
引用元:商工会議所の検定試験
学生時代の理系科目のテストを思い出して頂きたいです。
テスト問題を解く際は,論理的に考え,暗記だけに頼らず解答していたと思います。
簿記3級の試験も,理系科目のテストと同様に,過去問や暗記だけに頼らず論理的な理解が必要です。よって,理系の人が簿記3級取得の勉強に向いていると考えます。
計算問題を解く必要がある
簿記3級の試験には,計算問題が出題されます。その割合は,100点中35~45点程度です。
大問 | 配点 | 計算問題の配点 | 備考 |
1問 | 45点 | 0点 | 仕訳 15題 |
2問 | 20点 | 0~10点 | 勘定記入・補助簿・適語補充 |
3問 | 35点 | 35点 | 決算 |
70点以上で合格なので,計算問題に正当することは必須です。
理系の人は,受験や業務の中で,数値を使った計算を扱った経験が多いと思います。
そのため,理系の人が簿記3級取得の勉強に向いていると考えます。
スピードと正確性が必要
簿記3級の試験に合格するためには,スピードと正確性が必要です。これは簿記検定を主催する,商工会議所にも記載があります。
ビジネスの現場では時間管理は不可欠です。そのため本試験では、スピードと正確性を求める出題内容としています。特に、会計処理で必ず必要な仕訳については、速く確実に行うことを重要視しています。
引用元:商工会議所の検定試験
自分が試験を受けた際「時間ギリギリ」と感じました。計算を正確に早くこなすことが合格に繋がります。理系の人は,受験や業務の中で,数値を使った計算を扱った経験が多いと思います。
そのため,理系の人が簿記3級取得の勉強に向いていると考えます。
まとめ
一見,簿記は文系の人向けの資格で,理系と無縁のように見受けられます。しかし,上記のとおり意外ですが,理系にも適正がある考えます。簿記3級を取得し,他の理系の人と差別化を図ってみてはいかがでしょうか。
簿記3級取得のメリットは「【メリット3選】電気系技術職の自分が簿記3級を取得してよかったこと」をご覧ください。
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